用語集

永久歯(えいきゅうし)
通常ヒトの歯は、上下左右それぞれ前歯が2本、犬歯が1本、小臼歯が2本、大臼歯が2本の合計7本、上下左右の総計で28本生えているのが普通です。
これらの歯を中央から数えて1番、2番...というように呼ぶこともあります。例えば、下あごの左側の犬歯は「左下3番」といいます。 親知らず(智歯)は中央から数えて8番目の歯で、親知らず自体がない人も多く、また、あっても生えてこないことが多々あります。

顎も身体の成長に伴いながら成長し、5歳後半頃から12歳前半頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へ歯は生えかわります。
初めのころの歯は未完成で、やわらかく、溶けやすいので、すぐにむし歯になってしまいまう恐れがあります。
歯の根が完成するまでには、生えてから2~3年かかり、永久歯が生えそろうと、噛む力が強くなり、多くの食べ物を食べられるようになるのです。
第3大臼歯(親知らず)は生えない方もまれにいますが、17歳~21歳と最も遅い期間にあとから生えてきます。

①顎の中で作られる乳歯・永久歯
乳歯のもとになる歯胚は妊娠7~10週目につくられます。
最も早く生えてくる永久歯の中で第一大臼歯や前歯は妊娠3~5ヶ月頃に歯胚が生成され、時間をかけながら成長していきます。
6歳頃になると生えかわりが始まるので、生える準備をあごの中でしている状態です。

②永久歯へ生えかわる仕組み
1.時間をかけて顎の中で永久歯のもとになる歯胚ができ成長していく。
2.歯冠部が永久歯の状態で完成し、歯の根にあたる部分が生成され始めると、乳歯の根を溶かす細胞が出てきますので、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。
3.乳歯はグラグラになるのは乳歯の根が溶けていくことによるものです。そして最後には抜け落ち、永久歯が頭を出してきます。

③乳歯と永久歯の違い
色:乳歯は白っぽく、永久歯は黄色味を帯びている。
大きさ:乳歯の方が永久歯よりひとまわり小さい。
歯質:乳歯のエナメル質・象牙質の厚みは永久歯の半分程度と薄い。
乳歯は永久歯にくらべ石灰化が不十分です。

生えかわりの時期に注意する事

①生えたての歯には予防を積極的に行うこと
生えたての歯の表面は粗いため汚れがつきやすいだけでなく、酸に溶けやすいので、むし歯になりやすいとされています。
フッ化物(フッ素)を早い時期から活用してむし歯予防を積極的に施し、対策することをお勧めします。

②乳歯のむし歯もきちんと治療しましょう
乳歯の下で永久歯は成長していきますが、
乳歯のむし歯をいずれ永久歯に生え変わるからといって放置してしまうと、その後に生えてくる永久歯の歯の質や歯並びにとても悪い影響を及ぼします。

④口の中を観察しましょう
乳歯が抜けなかった状態で永久歯が生えてきてしまうことにより、歯肉炎発症していることが多く見られます。
日頃から口の中をよく観察して、何か問題があったら歯科医院に相談することをお勧めします。